コーヒーは世界中で愛されている飲み物です。
日本でもカフェブームの波もあり、一人当たりの消費量は増加し続けています。
日常的に習慣の一部として、毎日飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。
しかしそんなコーヒーですが、
「コーヒーを飲むとおならが出る回数が多くなった」
「コーヒーを飲むと臭いおならが出るようになった」
といった声が多く聞かれます。
そこでコーヒーでおならが多くなる・臭くなる原因と対策を紹介したいと思います。
コーヒーでおならが多くなる原因や因果関係は?
コーヒーでおならが多くなる大きな原因として過敏性腸症候群(IBS)が挙げられます。
過敏性腸症候群(IBS)とは検査では胃腸に異常はないにもかかわらず、下痢や便秘といった腹部に不快な症状に悩まされる病気のことです。
おならが多くなるのも過敏性腸症候群の症状の一つです。
また、過敏性腸症候群で便秘になると腸内に溜まったガスを排出するために、おならの回数が増えます。
過敏性腸症候群の主な原因はストレスと言われていますが、食べ物による胃腸への影響が症状を誘発することもあります。
コーヒーもその一つとされているため、コーヒーを飲むことで過敏性腸症候群の症状を誘発し、おならの回数が多くなってしまうことにつながるのです。
コーヒーでおならが臭くなる原因や因果関係は?
コーヒーでおなら臭くなる原因は便秘によるものが大きいと言えます。
先にも述べたように、コーヒーは過敏性腸症候群の症状を誘発するし便秘になる場合があります。
便秘になると、腸の中には長時間ガスが停滞します。
腸の中に停滞したガスは発酵が進むため、臭いがキツイおならになるのです。
つまり、コーヒーによって便秘が誘発され、溜まったガスが発酵しておならが臭くなるということです。
また、過敏性腸症候群ではなく普段から便秘気味という方もいるでしょう。
こういった場合も、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用によって体が水分不足になり便秘が悪化することで、おならが臭くなる要因になります。
コーヒーによるおならを防ぐための対策は?
ここまで見てきた通り、コーヒーによるおならの増加や臭いの悪化を防ぐには、
- 過敏性腸症候群
- 便秘
の改善が必要です。
過敏性腸症候群の改善方法は?
過敏性腸症候群の治療には生活習慣の改善がよいとされています。
- 食事は三食とり、暴飲暴食や夜間の大食いは避ける
- ストレスを溜めない
- 睡眠、休養を十分とる
- 刺激物や高脂肪な食べ物、アルコールを控える
過敏性腸症候群は病気の一つなので、医師への相談をおすすめします。
便秘の改善方法は?
便秘の改善方法はいくつかあります。
食べ物
便秘に効くとされる栄養素を含む食べ物をとるようにしましょう。
まずは食物繊維と乳酸菌を摂取することです。
食物繊維を多く含む食品 | 乳酸菌を多く含む食品 |
海藻類 豆類 いも類 根菜類 きのこ類 緑黄色野菜 果物 玄米 ライ麦パンなど |
ヨーグルト みそ 古漬けなど |
ビタミンEやビタミンB群も整腸作用があると言われています。
ビタミンEを多く含む食品 | ビタミンBを多く含む食品 |
アボカド アーモンド ほうれん草など | ウナギ 落花生 カツオ レバーなど |
水分補給
水分補給も大切です。
普段からこまめに水分を摂取することを心がけましょう。
※利尿作用のあるカフェインを含む飲み物は、水分不足を悪化させる可能性があります。
運動
ウォーキングは自律神経のバランスを整えて腸の働きを整えてくれます。
1日30分以上が目安と言われています。
また、便秘に効くヨガ・ストレッチ・マッサージをしてみるのもいいでしょう。
生活リズム
規則的な生活を送ることや、十分な睡眠をとることも便秘解消につながります。
まとめ
コーヒーを飲むことでおならが多くなる、臭くなる原因と対策をみてきました。
内容をまとめると以下のようになります。
おならが多くなる原因
→コーヒーが過敏性腸症候群を誘発するため
おならが臭くなる原因
→コーヒーが過敏性腸症候群を誘発し便秘になるため
またはカフェインが便秘を悪化させるため
対策
・過敏性腸症候群を治療する
・便秘を解消する
コーヒー好きにとって、腸とうまく付き合うことが大切であると言えます。
腸環境を整えて、より良いコーヒーライフを楽しみましょう!
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