こんにちは!
日産自動車会長のカルロス・ゴーンが、有価証券報告書への報酬の過少記載の疑いで逮捕され、大きなニュースになっていますね。
この事件ですが、どうやら内部告発によって発覚したようです。
そうなると気になるのは、
誰が内部告発したのか?
ということですよね。
そこで今回は、日産自動車のカルロス・ゴーン逮捕の内部告発者は誰なのか、調査してみます!
日産自動車のカルロス・ゴーン逮捕の内部告発者は誰なのか調査
それでは日産自動車のカルロス・ゴーン逮捕の内部告発者は誰なのか調査していきます!
カルロス・ゴーンの役員報酬
まずはそもそも、カルロス・ゴーンの役員報酬はいくらだったのか見ていましょう。
日産自動車の有価証券報告書によると
- 2010年3月期 8億9100万円
- 2011年3月期 9億8200万円
- 2012年3月期 9億8700万円
- 2013年3月期 9億8800万円
- 2014年3月期 9億9500万円
- 2015年3月期 10億3500万円
- 2016年3月期 10億7100万円
- 2017年3月期 10億9800万円
- 2018年3月期 7億3500万円
となっています。
有価証券報告書では、9年間の合計で87億8200万円、年平均約9億7577万円となっています。
しかし今回の件で、11年3月期~15期3月期までに約50億円の過少記載が明らかになりました。
よってこの9年間に得た報酬は137億9300万円、年平均15億3255万円ということになります。
一般人には理解できないレベルの金額ですね・・・笑
カルロス・ゴーン逮捕の内部告発者は誰か調査
カルロス・ゴーンの役員報酬過少記載について、日産自動車HPでは以下のように発表されています。
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、内部通報を受けて、数カ月間にわたり、当社代表取締役会長カルロス・ゴーン及び代表取締役グレッグ・ケリーを巡る不正行為について内部調査を行ってまいりました。
その結果、両名は、開示されるカルロス・ゴーンの報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明いたしました。
そのほか、カルロス・ゴーンについては、当社の資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為が認められ、グレッグ・ケリーがそれらに深く関与していることも判明しております。当社は、これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してまいりましたし、引き続き今後も協力してまいる所存です。
内部調査によって判明した重大な不正行為は、明らかに両名の取締役としての善管注意義務に違反するものでありますので、最高経営責任者において、カルロス・ゴーンの会長及び代表取締役の職を速やかに解くことを取締役会に提案いたします。また、グレッグ・ケリーについても、同様に、代表取締役の職を解くことを提案いたします。
このような事態に至り、株主の皆様をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。早急にガバナンス、企業統治上の問題点の洗い出し、対策を進めてまいる所存であります。
以上
引用:日産自動車
ここから、今回の件は内部通報をきっかけに内部調査を行い、日産自動車が東京地検に告発したということが分かります。
ここでの内部通報を行った人=内部告発者が誰なのか、とても気になるところですね!
日産の内部告発について調査してみると・・・・
今回のカルロス・ゴーン逮捕には司法取引が適用されたようです。
日本の司法取引は他人の犯行を明らかにする代わりに、自分の罪を軽くしてもらう「捜査・公判協力型」の司法取引が導入されています。
つまり、この件の内部告発者は司法取引を行った人物であり、自信の何かしらの罪に関して減刑を受けている可能性があります。
今回、司法取引をした人物を調査したところ・・・
カルロス・ゴーンの部下が司法取引をしたことが分かりました。
この部下はカルロス・ゴーンの不正に関与しており、司法取引によって減刑されるようです。
さらにこの部下は外国人の執行役員ということでした。
日産HPの執行役員リストにある外国人と思われる名前は
- CPLO:Philippe Klein (フィリップ クラン)
- CPO:Jose Munoz (ホセ ムニョス)
- CQO 副社長:Christian Vandenhende (クリスチャン ヴァンデンヘンデ)
- 副社長:Daniele Schillaci(ダニエレ スキラッチ)
- 専務執行役員:Jose Luis Valls (ホセ ルイス バルス)
- 専務執行役員:Gianluca De Ficchy (ジャンルカ デ フィッシ)
- 専務執行役員:Roland Krueger (ローランド クルーガー)
- 専務執行役員:Arun Bajaj (アルン バジャージュ)
- 専務執行役員:Rakesh Kochhar (ラケッシ コッチャ)
- 専務執行役員:Hari Nada (ハリ ナダ)
- 専務執行役員 Alfonso Albaisa (アルフォンソ アルバイサ)
- 専務執行役員:Peyman Kargar (ペイマン カーガー)
- 専務執行役員:Denis Le Vot (デニス ル・ヴォット)
- 専務執行役員:Atul Pasricha (アトゥール パスリチャ)
- 常務執行役員:Roel De Vries (ルー ドゥ・ブリース)
- 常務執行役員:Tony Laydon (トニー レイドン)
- 常務執行役員:Kent O’Hara (ケント オハラ)
- 常務執行役員:Leon Dorssers (レオン ドサーズ)
- 常務執行役員:Catherine Perez (カトリン ペレス)
- 常務執行役員:Jose Roman (ホセ ロマン)
- 常務執行役員:Carlos Servin (カルロス セルヴィン)
- 常務執行役員:Tony Thomas (トニー トーマス)
- 常務執行役員:Ivan Espinosa (イヴァン エスピノーサ)
- 常務執行役員:Stephen Ma (スティーブン マー)
- 常務執行役員:Mark Stout(マーク スタウト)
となっており、25人でした。
このうちの誰かが司法取引を行った可能性が考えられそうです。
今回の件で、日本での司法取引の適用は2例目となりました。
日本では談合や脱税などの経済犯罪にのみ司法取引が導入されていますが、今回の件を機に同様の司法取引、そして摘発が増加するかもしれませんね。
最後に
今回は、日産自動車のカルロス・ゴーン逮捕の内部告発者は誰か調査してみました。
きっかけは内部通報で、東京地検特捜部との司法取引が適用され、それをもとに内部調査を進めていたということでした。
また気になる情報があれば随時お知らせしていきます!
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